巷でよく販売されている、「カロリーゼロ」「カロリーオフ」などの飲料、お菓子などの成分表示を見てみると以下の成分が記載されているかと思います。
人工甘味料の種類
アスパルテーム、アセスルファムカリウム(アセスルファムK)、スクラロースなどです。
これらは人工的に製造された人工甘味料といいます。
私がよく飲んでいる飲み物には1種類の人工甘味料だけではなく何種類かが含まれています。単独使用では独特の苦みを感じる場合があるようで、複数使用しているんだと思います。
人工甘味料では血糖値はあがらない?
人工甘味料は、ものにもよりますが、糖質は0なので糖尿病療養でも人工甘味料を適度に使用することが療養につながると思われます。
調べてみると、上記の中ではアステルパームのみ1gあたり4kcalのエネルギーがあるようです(但し甘味度が砂糖の200倍のため少量で砂糖に似た甘みを出すことができる)。
CDEJテキストでは、代替甘味料を使用した清涼飲料水、菓子、エネルギーを調整した食品の摂取については、主治医・管理栄養士に相談することが必要だと書かれています。
糖質が0なのであれば、いくら摂ってもいいじゃないかと思うのですが、そうではありません。
これには訳があります。
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成分表示の罠!
成分表示は、消費者庁の定める食品表示基準というものに従って表示されているのですが、これに従うとエネルギー表示については、食品100gあたり(飲用に供する食品では100mlあたり)5kcal未満であればエネルギーを含まない(無・ゼロ・ノン・レスなど)旨の表示ができ、20kcal未満であればカロリーオフ、低カロリーの表示ができることになっているのです。
具体的に商品名は出しませんが、トクホに指定されている炭酸飲料の成分を販売元の公式ホームページで調べてみると480ml(PETボトル1本)あたり糖質は1.3g、炭水化物は6.7g含まれていました。某有名炭酸飲料では100mlあたり炭水化物11.3g(糖質の表示は無し)であり確かに糖質の量はかなり少ないと思われますが、少なからず含まれていることもお分かりいただけるかと思います。
そのため0だからいいやとガブガブ飲んでしまうのでは危険かもしれません。
糖尿病で注意したい人工甘味料の取り扱いとは
また、糖尿病療養の上で気を付けなければならないのは低血糖発作時です。
糖の摂取が必要な場合これら人工甘味料の飲料などを摂取しても血糖値は上がりませんので、砂糖の含まれているもの、もしくはブドウ糖を摂るようにしましょう!
(α₋GI薬という種類の経口血糖降下薬を内服されている方の場合には砂糖を摂取しても低血糖は改善しませんので、間違いないのはブドウ糖だと思います)
それでは!
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コメント
[…] 私もまだまだ勉強途中ですので、特に糖質制限食がいいのか悪いのかや、先日も記事にしました人工甘味料摂取の是非などには非常に興味があります。もし、わからないことがあればコメントいただき、私自身も調べたりする中で勉強できたらいいなと思っています! […]