週末だけの運動でも死亡リスクの減少に効果的

文献の紹介です!

Association of “Weekend Warrior” and Other Leisure Time Physical Activity Patterns With Risks for All-Cause, Cardiovascular Disease, and Cancer Mortality

シドニー大学などの研究チームは63591人の成人を対象に、1994年から2012年に調査を行った。調査期間中に8802件の死亡がみられ、心血管死は2780件、癌死は2526件だった。

解析した結果、まったく運動していない人に比べ、「週末にまとめて推奨されている運動量(合計で150分間の中等度の運動あるいは75分間の高強度の運動を12回のセッションで行うこと)をこなしている人々=weekend worrior」は、総死亡リスクが30%、心血管死リスクは40%、癌死リスクは18%それぞれ低下することが明らかになった。

一方で「1週間かけてまんべんなく運動する人」では、総死亡リスク35%、心疾患リスクは41%、癌関連のリスクは21%それぞれ低下した。

「週に2日以上は運動するが推奨量未満」の人では、心疾患のリスクが37%、癌関連のリスクが14%、それぞれ低下するにとどまった。

最後のとこも大事ですよね!
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やはりまったく運動していない人より、少しでも運動していると脳血管疾患や、癌関連疾患での死亡リスクを低下させる効果があるということですね!

糖尿病の運動療法の効果としては、血糖値を下げるといった急性効果と基礎代謝をあげたりインスリン抵抗性を改善させるといった慢性効果の2種類があります。

運動療法の詳細はまた別の機会に書こうかと思いますが、この慢性効果は3日以内に効果が低下し1週間以内に消失すると言われています。

そのため、慢性効果を持続させるために運動の頻度としては3-5日/週以上が推奨されています。

できれば1日おきくらいで運動できると最適ですね!

CDEJテキストでも細切れでも週に通算150分以上の運動ができれば血糖コントロールに効果があると書かれていますが、weekend worriorとまんべんなく運動する人では効果にどのような差がでるのでしょうか。

そんな研究があれば読んでみたいです!

それでは!
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