こんにちは!
理学療法士のRYUです。
前回、私がコロナ陽性と診断されるまでの経過を書きました。
今回は、診断されてから隔離が解除されるまでの経過を書いていきたいと思います。
これを書いている時点でまだ自宅療養中です。
忘れないうちに書いておこうと思います。
熱がだんだんあがってきた
XX(発症日)+2日(発症2日目)
抗原検査陽性、PCR検査陽性の連絡をもらった夕方から、だんだん熱があがってきました。
だいたい37.4°~37.7°くらいです。
そのせいか全身的な関節痛も出てきました。
ただ、それ以外の症状は、喉のイガイガくらいで食欲もありましたし体を動かすこともできましたので普通にお風呂にも入って休みました。
その日の夜に、私のスマートフォンに市の感染対策課からメールが送られてきました。
MyHER-SYSへの登録
メールには、MyHER-SYS(新型コロナ健康状態入力フォーム)への登録依頼が書かれており、ログインするためのIDやリンクが添付されていました。
医療機関に勤めておきながら、このシステムのことは知らなかったです。
さっそく登録すると、現在の体温、酸素飽和度、症状の✔項目、その他特記事項のフリー入力ができるようになっていました。
ここに毎日入力するように求められましたので、この日からせっせと入力をしていくことになります。
ここで少し困ったのが酸素飽和度。
体温計は自宅にあるので、問題ありませんでしたが、酸素飽和度を簡便に測定できる「パルスオキシメーター」がありません。
私はアップルウォッチを持っていたので、それで酸素飽和度を測定することにしました。
パルスオキシメーターは県から送られてくるとホームページに書かれていたので、届くまでの間はそれで対処することにします。
MyHER-SYSは1日に1回入力すればいいのですが、記録上は1日に2回まで入力できるようになっていました。
自宅療養中の感染者をどこの部署で管理するかによって、その管理方法が若干異なるようで、私の場合にはMyHER-SYSで管理でしたが、それ以外にも電話での管理や市で行っている健康状態入力フォームでの管理など複数あるようでした。
スマートフォンを使い慣れている方であれば、MyHER-SYSなどのシステムの利用は特に問題なく行えますが、万人に使いやすいものではないですもんね。
私のスマートフォンにもMyHER-SYSへの入力以外に市の健康状態入力フォームも送られてきて重複して入力を求められたことが1回だけありましたが、次の日からは市の健康状態入力フォームは送られてこなくなりました。
配食サービスもあったが使わなかった
配食サービスは住んでいる市町村によって県が実施するか、市町村が実施するかが分かれていたので、やや複雑だなと思いました。
費用はかからないとのことで、だったら頼もうかとも思ったのですが、私の場合には奥さんがネットスーパーなどで買い物をしてくれて食事を準備してくれていたのでサービスは利用しないことにしました。
都内では1日に30000人以上の方が感染している状況でしたので、一人暮らしの方や、ご高齢の方、障害をお持ちの方など、このサービスが確実に必要な方に利用しやすいよう各自判断が求められているものですね(県のホームページにも自力で確保できる方はサービス利用を控えてもらいたい主旨の説明も書かれていました)。
完全に乾いた咳になって喉の痛みとダブルパンチ
XX+3日(発症3日目)
朝起きると、喉が完全に痛くなっていました。熱は37.0°~37.4°くらい。
食事ができないほどの痛みではありませんでしたが、普通に痛い。
そして、喉の違和感もあるので咳ばらいをすると咳が完全に乾いたものになっており、全然すっきりしない状態でした。
咳をするたびに喉を傷めているようなそんな感じの咳です。
自然に出るわけではないのですが、喉の違和感からどうしても咳払いしたくなってしまうんです。
全身的な関節痛はなくなっていました。
MyHER-SYSへの入力をしようと思い、ログインを試みましたがログインできず。
メンテナンス予定だったのは知っていたのですが、終了予定時刻を過ぎてもログインできずできた。
これは地味に不安でしたね。
もし体調が急激に悪くなっていった場合に(そんなことがあれば電話窓口に連絡するようになっているのですが)どうしてくれるんだ!と勝手に憤っては不安になりを繰り返して何度もログインを試みましたね。
あと不安だったのは、やっぱり酸素飽和度。
アップルウォッチで測定すると92%~95%くらいになることがあるんですよね。
コロナの重症度は、酸素飽和度の数値が1つの指標になっており、96%以上かそれ未満かで軽症と中等症が分かれています。
自覚症状としては、呼吸苦はないのですが、なんとなく喉の違和感はありましたし、なんとなく気道が狭窄してくるような、喉がヒューヒューしてくるんじゃないかというような感じ(表現がわかりにくくすみません)があったので、不安になりました。
体調が悪い時の、こういう類の不安って正直本当に恐怖です。
これからどんどん悪くなってくるんじゃないかと、恐怖の波が押し寄せてくる感覚がありました。
アップルウォッチで測定する酸素飽和度はパルスオキシメーターで測定するものとは、その測定方法が異なり、あくまでもウェルネス用として使い方が推奨されています。
なので、アップルウォッチで測定した酸素飽和度で重症度を判断できるわけではないんですが、こちらとしてはアップルウォッチで測定した数値しか判断材料がないわけで、、、
だんだん熱が下がってきた
XX+4日(発症4日目)
朝、熱を測ると37.0°でした。
熱はこの日を最後に37.0°を超えることはなくなりました。
喉の痛みと、咳払いすると乾いた咳が出るのは相変わらず。
酸素飽和度も93-100%と、あまり当てにならず。
酸素飽和度はなんとなく寝ているよりも座ったり、うつ伏せになっているときに数値が高いような気がしたので、
「やっはり換気血流比率が不均等になるからかな?背面を解放した方が1回換気量が増えるのかな?」
なんて、参考程度にしかならないアップルウォッチで測定した酸素飽和度を元に、ゴロゴロしてみたり、体を起こす時間を長くとってみたりしていました。
まあ、できることが限られてますので、Amazon Primeで映画を観たり、YouTubeを観たりしながら過ごしました。
パルスオキシメーターが届かないので、酸素飽和度をアップルウォッチに頼るのが心もとなかったですが、それでもないよりは測定できるという安心感が心を穏やかにしてくれたように思います。
夜、風呂に入ったらシャンプーの臭いが分からなくなっていました。
嗅覚障害です。
使っているシャンプーはサロン限定のもので良い匂いがお気に入りだったのにショックでした。
そして、夕食にて、味も感じにくくなっていることに気づいたのです。
そう、味覚障害ですね。
私はとにかく食べることが好きなので、ショックでしたね。
幸いにも塩味、甘味、旨味のような味覚は残っていて何を食べても同じという感じではなかったのですが、そのものの味?(例えばカレーライスを目をつぶって食べるとカレーだと分からないけど美味さは分かる)が分からないといった感じでした。
XX+5日(発症5日目)
咳が続きますが、乾いた咳から痰がらみの咳に変わってきていました。
また、喉の痛みは消失していました。
嗅覚、味覚障害は続いていましたが、全身状態の改善を確信できるくらい体調はよくなっていきました。
XX+6日(発症6日目)
この日から同居家族は自宅待機が解除になったので、かなり安心しました。
「よかった!うつしてはいなかったみたいだ」
という安心感は強かったですね。
私の体調の方は昨日と変わらずでした。
XX+7日(発症7日目)
咳も止まってきました。
嗅覚、味覚は相変わらずでした。
感覚的には仕事に復帰できるくらいの感じです。
XX+8日(発症8日目)
咳も止まりました。
嗅覚、味覚は相変わらずです。
XX+9~10日(発症9-10日目)
嗅覚、味覚が相変わらず効かない以外はまったく症状がなくなりました。
そして、あと数時間で隔離生活を終えるといった状況です。
結局、パルスオキシメーターは送られて来ず、最後までアップルウォッチで酸素飽和度を測定したことになります。
今回は、コロナ陽性になった1症例の回復までの経過を書きました。
今回の療養で感じたことなどは、改めて記事にしておきたいと思っています。