私のコロナ療養記録ー自覚してから診断が出るまでー

こんにちは。

理学療法士のRYUです。

今回は、私自身の備忘録という意味も込めてコロナ陽性がわかるまでの間の経過について書いておこうと思います。

医療機関に勤務している私は、普段から感染予防策については理解しているつもりでしたが、いざ自分が陽性になったときに、どのように立ち回ったらいいのか分からず、気持ちがアタフタした経験をしました。

みなさんの中にも、きっと自分が感染したらどうしたらいいかという所までイメージできていない方もいらっしゃるのではないかと考え、自分の経験をもとに少しでもスムーズな療養ができればと思います。


始まりは喉のイガイガだった

XX日(発症0日目)

朝起きると、なんとなく喉がイガイガするなと感じたのが始まりでした。

普段、エアコンの下で寝ているので、「ちょっと乾燥したかな?」とも思いましたが、ちょうど都内の1日の感染者が30000人を超えたという報道がされていたこともあり、もしかしたらと考えました。

ちょうどこの日は仕事は休み。

前日(XX-1日)に勤務先でコロナが増えてきたことから、職員に対してPCR検査を行っており、私も検体を出していたところだったので、「陽性だったらどうしようか、でもこのくらいの症状なら一時的なものかも」という曖昧な気持ちでした。

奥さんや子供とも普段通り生活をしていましたが、外にでかけたりすることはせず、家の中で1日過ごしていました。

夕方になって職場からPCR検査は陰性との連絡を頂き、今出ている症状は一時的なものかもしれないなという気持ちが強くなっていましたが、イガイガは1日中感じていました。

XX+1日(発症1日目)

朝起きると、喉のイガイガが継続していました。それ以外の症状(例えば発熱とか)はありません。

ただ、いちおう有症状のため職場に相談し、念のためお休みを頂くことになりました。

職場では次の日に再度PCR検査を受ける予定だったため、有症状であっても予定通り職場で受けられるものか相談し、確認後に折り返し連絡を頂く予定になりました。

住んでいる都道府県の抗原検査キット無料配布事業への申し込み

職場でPCR検査が受けられなかった場合の受け皿を探しておく必要があると考えた私は、住んでいる都道府県で実施している抗原検査キット無料配布事業へ申し込みをすることにしました。

抗原検査キットは、私の調べた中では「研究用」と「体外診断用」の2種類があり、AMAZONで売られているもののほとんどは「研究用」でした。

調べてみると、「研究用」と称して販売しているものは、国の承認を得ていないため検査性能が保証されていないもののようです。

無料配布事業でもらえるキットは「体外診断用」であったこと、そして無料で郵送して頂けることから「まぁ使わなければ保管しておけばいいか」くらいの気持ちで、申し込みをすることにしました(本来、キット到着後2日以内に使用した結果報告をしなければならないということは後になって知りました)。

抗原検査キットが届くまでの間に、どこか受診すべきなのか、もし受診するとしたらどこに受診したらいいのか分からなかったので、県のホームページをみてみました。

●●県指定診療・検査医療機関検索システム

県指定診療・検査医療機関検索システム

なるものがありました。

検索すると市区町村レベルで県が指定する医療機関を検索することができました。

文句ではないのですが、あくまで検索結果はリストとして出てくるのみで、自分の家から近いのか遠いのかを知るには、1つ1つ医療機関のホームページなどで調べる必要があり、不便に感じました。

例えばリストに挙がった医療機関が地図上で確認できるようにデザインされていたら、最寄りの医療機関が分かりやすいのではないかと感じました。

他県(1都3県くらい)のホームページを見てみると都道府県によって、若干違いはありますがいずれも検索システムが存在しており、最寄り駅で検索できるものや診療日(曜日とか)で検索できるものもありましたので、皆様もコロナを疑った場合には一度調べてみてください。
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とりあえず最寄りクリニックに電話

検索システムに乗っている医療機関は、車で行けばすぐ行けそうでしたが、ひとまず歩いて行ける範囲で近くのクリニックに受診してもいいか電話してみました(コロナを疑った場合には必ず受診前に電話等で医療機関に相談するよう県からも注意喚起がされています)。

が、話し中でつながりませんでした。

都内で1日に30000人感染者が出ているようなタイミングだったこともあり、発熱者からの電話相談が殺到していることが予想されました。

普段の業務に加えて、電話対応もしなくてはならない医療事務をはじめ、スタッフの方に申し訳なさを感じつつも、現状電話をしなければ先に進めない状態だったので、少し時間を空けてあと30分で発熱外来の診療時間になるくらいのタイミングで電話がつながりました。

受診できるか伺ってみると、

  • 発熱外来は時間枠が非常に限られていること
  • クリニックをかかりつけにしている患者さんを優先としていること
  • 定期通院されている方を優先していること

を理由に受診を断られてしまいました。

確かに発熱外来の時間枠は30分しか設けられておらず、先生も1人しかいないクリニックでしたので、基礎疾患をお持ちであったり、普段から通院していて病状を把握している方を優先的に診ざるを得ない状況であることは理解できました。

幸い、まだ喉がイガイガする程度だったこともあり、近医への受診はあきらめることにしました。

県民サポートセンターへ電話相談

ホームページには受診先の確認、受診を迷ったり、コロナ関連の質問をしたい場合の電話窓口も開設されていました。

私は、検索システムでは得られないような情報がもらえたらいいなという気持ちで、県民サポートセンターへ電話してみました。

こちらは24時間対応してくれているようで、電話すると1度でつながりました。

受診先の確認をしたのですが、結果的には県の検索システムを紹介されただけの非常に機械的な対応でした。

個人的に、こちらに相談しても特に得られるものはなかったです。


市の相談窓口もあった

住んでいる市のホームページに行ってみると、市でも相談窓口を開設していました。

こちらは役所の勤務時間内のみの対応でした。

電話してみると一度でつながりました。

勤務先でPCR検査が受けられるか確認中であること、最寄りクリニックに電話してみたが断られたこと、県の検索システムを使って調べてみたことなどを伝えると、親身に話を聞いてくれ、今は市内どの医療機関も朝から電話が鳴りっぱなしになっているようだという事情も話してくれました。

また、もし陽性となったら宿泊療養をすることを選択肢として考えていることを伝えると、小さな子供がいる場合、もし私が宿泊施設に入所後、奥さんが具合が悪くなっても、私が勝手に退所することができないため、そのあたりも踏まえて検討した方がいいというアドバイスも頂きました。

恥ずかしながら、途中退所できないことを知らなかったので、宿泊療養をしない判断をするための参考になりました。

結果的には勤務先で受けられるのが一番早そうだという話になり電話を終えました。

県に比べるとミクロな範囲を管理している市の相談窓口の方が電話してよかったと思いました(親身になってくれたのがうれしかっただけかもしれません)。

自主隔離生活開始

奥さんにも事情を伝え、朝の段階から自主隔離生活をすることにしました。

食事は、奥さんが作ったものをディスポーザブルの皿やコップに入れて部屋の前においてくれました。

子育てをしながら、私に食事の準備もしなければならず負担を増やしてしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

職場でPCR検査を受けられることに

午後になると、職場から電話がかかってきて夕方に勤め先でPCR検査を受けられることになりました。

感染が確定しているわけではありませんが、電車で行くのは場合によっては迷惑がかかると思い、車で向かい検査をしてもらってきました。

XX+2日(発症2日目)

相変わらず喉のイガイガは続き、加えて乾いた咳が出るようになりました。熱はなく、それ以外の症状はなく経過していました。

抗原検査キットが届く、、、結果は?

お昼前に県に申し込んでいた抗原検査キットが届きました。

申し込んでから丸1日で届くというかなりのスピード対応です。

さっそく検査してみました。

長い綿棒で鼻の中をグリグリし検査液に漬けて、その液体を試験プレートに5滴垂らします。

2本の線が出てくると陽性という結果になりますが、案の定2本の線が出てきました。

心のどこかで「いや、このくらいの症状じゃ夏風邪でしょ」とも思っていたので本当にびっくりしました。

すると、電話が鳴り、職場からでした。

「PCR検査の結果をお伝えします。陽性でした。これから発生届を出します。」

一気に?コロナ患者になったのでした。

勤務先から、発症日はXX日(初めに喉のイガイガが出た日)と言われたので、私は自主隔離していて良かったと思いました。

私の隔離解除は10日後(発症11日目から)、家族は5日間の自宅待機。

ここから熱が出たり、声が枯れたりするのですが、続きは後編で書いていきます。

それでは!



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