こんばんわ!
Low Cardohydrateについて、日本糖尿病学会が2013年に糖尿病における食事療法の現状と課題を挙げておりました。(リンクで飛べます。)
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ここで炭水化物制限の意義と課題についても書かれていました。
炭水化物制限の効果として代表的な2つの研究が挙げられていました。
- Foster GD, Wyatt HR, Klein S, et al: A randomized trial of a low-carbohydrate diet for obesity. N Engl J Med 348:2082-2090, 2003
- Stern L, Iqbal N, Seshadri P, Chicano KL, et al: The effects of low-carbohydrate versus conventional weight loss diets in severely obese adults: One-year follow-up of a randomized trial. Annals Intern Med 140: 778-786, 2004
( それぞれabstractなどが開かれているためリンクで飛べます。)
Fosterらの研究では糖尿病などの疾患のない肥満者を対象に、Sternらの研究では糖尿病もしくはメタボリックシンドロームを有した方を対象に低炭水化物食での減量効果について調査しています。
英語読むのに時間がかかるので(読めるのか不明ですが)、休みにゆっくり読みます!
ただいずれも長期的にみてみると体重減少効果は6か月まで認めるが12か月でみると差がみられなくなっているということみたいです。
他、様々な低炭水化物食におけるメタ分析やシステマティックレビューが載せられていましたので、無料で読めるものは読んでみたいと思います。
間をぎゅっと飛ばしますが、結果として2013年時点での日本糖尿病学会のスタンスとしては、
総エネルギー摂取量の制限を最優先とする。エネルギー摂取量を制限せずに、炭水化物のみを極端に制限して減量を図ることは、その本来の効果のみならず、長期的な食事療法としての遵守性や安全性など重要な点についてこれを担保するエビデンスが不足しており、現時点では薦められない。(日本人の糖尿病の食事療法に関する日本糖尿病学会の提言
糖尿病における食事療法の現状と課題 2013 年 3 月 日本糖尿病学会より引用 )
とのことでした。
今回調べたものは、昨日の記事で書いた自分の調べてみたいことの内、
①カロリー制限を主とした現在の糖尿病治療ガイドは何度も改定はされているもののカロリー制限食の効果を示した根拠が示されていない
ということについての一部です。炭水化物の制限について調べた研究についての日本糖尿病学会の見解について調べました。総カロリー制限についての効果を示した研究については今後調べます。
今後も調べた内容についてお伝えしていけたらと思っています。
微妙な内容で申し訳ありません。
それでは!
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コメント
[…] 以前記事にあげた、糖質制限食に対する日本糖尿病学会の提言ではあくまでもカロリー制限を勧めていた、あの糖尿病学会の会長までもが糖質制限食を実践されているという、なんとも皮肉な、かといってまだ出始めてまもない糖質制限食を簡単に認めるほどの十分なエビデンスがないくらいホットなテーマなのだという風に感じました(米国糖尿病学会は糖質制限食の効果を認めていますが)。 […]