こんばんわ!
食事療法は運動療法とならんで治療の第1選択です。
ここが、勘違いされやすいと思うのですが、糖尿病の疑いがある又は糖尿病だからといって病院で「はい、ではお薬飲みましょう」「はい、インスリンの注射をしてください」ということにはならない方が多いということです。もちろん例外はあると思うのですが、食事と運動は治療としてもとても重要なんです。
どうして食事に気をつける必要があるのか?
食事療法の目的は大きく2つあります。
- 健常者同様の日常生活を営むのに必要な栄養素を摂取すること
- 糖尿病の代謝異常を是正し、血糖、血中脂質、血圧などを良好に維持し、合併症の発症予防や進展を抑制すること
つまり、糖尿病は生活習慣病だから、糖尿病だと言われたらご飯(糖質)は食べられない!ということではないということです(一部、糖質は生きていくのに必要ないという主張をされている先生もいらっしゃいます)
最近、ネットでカロリーを過剰に摂っていなくてもメタボリックシンドロームを誘引する可能性があるという研究が載っていました。
大事なのは量と、バランスです!具体的には、どうしたらいいのでしょうか。
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具体的にはどういう食事がいいの?
食事療法は、まず各ライフステージ(成長期、成人期、妊娠期、授乳期、高齢期)や、
性、身長、体重、肥満度、身体活動量、血糖値、合併症の有無など
により適正なエネルギー摂取量を決定していきます。これは、主治医が決めることになります。エネルギー摂取量は〇〇kcalで指示が出るので、管理栄養士がバランスのとれた栄養素の配分を考えて指導していくことになります。
例えば、妊娠中の糖尿病患者でやや肥満の合併症のない方と高齢者の男性で標準体型の糖尿病性腎症(Ⅳ期)の方では食事療法の内容が全然異なるということです。
それぞれのライフステージや合併症などにより何に違いがあるのか、気を付けなければならないことはなにか、今後は個々に分けてお伝えしていけたらいいなと思っています。
食事についてはみんな関心が高い!
糖尿病の食事療法については様々な本や雑誌、ネット上でも取り上げられていますし、皆様の毎日の食事のことなので関心が高いカテゴリーだと思います。実際、病院で指導業務にあたっているときにも食事に関する質問が非常に多く聞かれています。
私もまだまだ勉強途中ですので、特に糖質制限食がいいのか悪いのかや、先日も記事にしました人工甘味料摂取の是非などには非常に興味があります。もし、わからないことがあればコメントいただき、私自身も調べたりする中で勉強できたらいいなと思っています!
それでは!
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