糖尿病は何種類?

今回は、糖尿病の分類についてです。

糖尿病の成因による分類は以下の通りになります!(CDEJテキストより引用;一部改変)

Ⅰ 1型糖尿病(T1DM)

Ⅱ 2型糖尿病(T2DM)

Ⅲ その他の特定の機序、疾患によるもの

A 遺伝因子として遺伝子異常が同定されたもの

  1. 膵β細胞機能に関わる遺伝子異常
  2. インスリン作用の伝達機構に関わる遺伝子異常

B 他の疾患、条件に伴うもの

  1. 膵外分泌疾患
  2. 内分泌疾患
  3. 肝疾患
  4. 薬剤や化学物質によるもの
  5. 感染症
  6. 免疫機序によるまれな病態
  7. その他の遺伝的症候群で糖尿病を伴うことの多いもの

Ⅳ 妊娠糖尿病(GDM:gestational diabetes mellitus)

成因から4タイプに分類されています。

Q.「1型糖尿病って生まれつきの病気なの?」

A.高齢での発症もあります!

Q.「妊娠糖尿病って糖尿病の女性が妊娠したってこと?」

A.違います!

それぞれの糖尿病の病態については今後詳しく書いていきたいと思っていますので一緒に学んでいきましょう!

ちなみに、いわゆる生活習慣病によっておこり、日本においても著しく増加している糖尿病は2型糖尿病です。

少しだけ疫学の話をさせてもらうと、1型糖尿病は、世界で発症に地域差があり日本は北欧に比較すると極めて少ないそうです。

ちなみに14歳以下の1型糖尿病発症率(8-12歳が好発年齢のため)(対10万人年)は、

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フィンランド40.9

サルディーニャ島(イタリア)37.8

スウェーデン30.0

アメリカ16.1(白人の発症率が高く、アフリカ系アメリカン、アメリカンインディアンでは低い)

日本1.5-2.5

となっています。

2型糖尿病については、以前記事を書かせてもらいました!

妊娠糖尿病の頻度は、スクリーニング陽性者のみ75gOGTTを行った場合に7-9%(日本糖尿病・妊娠学会)だそうです。

まずは、糖尿病は4つに分けられるということを押さえて頂ければと思います!

それでは!

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