糖尿病1型と2型の違いや患者数、原因、遺伝についてまとめてみた

こんばんは。理学療法士のRYUです。

糖尿病は1型糖尿病と2型糖尿病に大きく分けられます。これには大きな違いがあって、同じ糖尿病でも区別が必要です。

1型糖尿病と2型糖尿病の違いは何かご存知でしょうか。

キーワードは「インスリン」です。

今日はそれらについて説明するとともに、闘病している方々がどのくらいいるのかや糖尿病と遺伝について書いていきたいと思います。

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1型糖尿病と2型糖尿病の違い

1型糖尿病と2型糖尿病の大きな違いは、簡単に言うと

「体からインスリンが分泌されるのかされないのか」

です。

インスリンが分泌されないのが1型糖尿病

インスリンが分泌されないのが2型糖尿病

1型糖尿病の場合には、インスリンが分泌される膵臓の細胞を自分の体が攻撃し破壊してしまったり、または何らかの原因でインスリンが分泌されずに起こります。

小児糖尿病とも言われ、小児から思春期にかけての発症が多い傾向がありますが、必ずしも生まれつきそういう体で産まれてくる訳ではありません。また、中高年で発症することもあります。

急激に発症し、1型糖尿病の状態になってしまう場合を「劇症1型糖尿病」

ゆっくり進行し1型糖尿病の状態になってしまう場合を「緩徐進行1型糖尿病」

といいます。

2型糖尿病の場合には、インスリンは分泌されますが、その能力が落ちていたり、インスリンの効きが悪くなったり(インスリン抵抗性)して起こります。

生活習慣病の1つに数えられ、肥満や偏った食生活によって起こります。近年、若年発症の増加が指摘されていますが、一般的には40歳以上の発症が多いです。

それぞれの患者数はどのくらいなのでしょうか。

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1型糖尿病と2型糖尿病の患者さんはどのくらいいるのか

1型糖尿病と闘っている方々の正確な数字は分かっていないようです。

しかしながら、

全糖尿病患者の数%と言われていて、

2型糖尿病患者さんは厚生労働省の調査(平成24年)で950万人なので、1型糖尿病患者さんは数万人の方々がいらっしゃると思われます。

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糖尿病と遺伝

1型糖尿病と遺伝について1型糖尿病は遺伝が関係しているという認識の方もいらっしゃると思います。

1型糖尿病は、自分の体がインスリンを分泌する膵臓を攻撃して破壊してしまう(自己免疫)場合と原因不明な場合があります。

自分の体が攻撃して膵臓のインスリン分泌をする部分を破壊してしまう(自己免疫性)場合には、「HLA(エイチエルエー)」という遺伝に関係したものが影響をしています。

HLAは、自分の体はこれ、自分の体ではないものはこれということを区別してくれる体に備わった細胞(抗原「こうげん」といいます)です。

HLAは何種類かあり、人によって何をもっているかはそれぞれです。

1型糖尿病は、ある種類のHLAを持っている場合に、それが何かしらの環境によって、自分の膵臓を攻撃するように働いてしまうと考えられています。

遺伝に関係したものではないけれども、1型糖尿病になった場合には、その発症の原因は不明となっています。

いかがでしたでしょうか。

同じ糖尿病でも、原因や患者数も全く異なるということがお分かりいただけたのではないかと思います。

少し専門的な言葉が使われていますが、こちらでそれぞれの糖尿病について書いています。

1型糖尿病について

2型糖尿病について

それでは!

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