こんにちは。
理学療法士のRYUです。
糖尿病の療養指導を病院で行っていく上で、常に意識していることがあります。
それは、
「退院した後にいかに生活の中で続けていけるか」
ということです。
入院している間は、食事はカロリー計算されたバランスのいいものが提供されますし、適宜運動指導の機会も与えられます。血糖測定、内服やインスリン注射も病棟の看護師さんが気にしてくれているため、ほとんどの患者さんは入院中は血糖値が改善していきます。
これは当然と言えば当然ですよね、これで改善しなければ血糖値の悪化は生活習慣によらない別の器質的な問題があるのではないかということで専門医へ紹介ということになるでしょう。
実際、せっかく良くなって退院しても、また血糖値が悪化して再入院する患者さんも少なからずいらっしゃいます。
そのような方に対して病院でどのように療養指導し関わっていくか、どういった機関と連携していけばいいのかは課題だと思います。
少し話は変わりますが、、
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私は、現在「地域包括ケア病棟」という機能の病棟に勤務しています。
地域包括ケア病棟とは、急性期治療を経過し、病状が安定した患者さんに対して在宅や介護施設への復帰支援に向けた医療や支援を行う病棟です。
そういった病棟特性もあり、特に地域包括ケアとはなんだろうかという基本的なことから学びなおし、入院されている患者さんの退院支援に活かしていけたらと活動しているところなのです。
その中で「生活モデル」というワードが、地域包括ケアを考えるうえで重要なキーワードになっていることを猪飼周平先生の論文を読んで学びました。
生活モデルと言えば、リハビリテーション関係者は聞き馴染みのあるワードだと思いますが、今改めて生活モデルについて考え直してみませんか?
今回は、私の勤務する病院の医師と猪飼周平先生の講演録からブッククラブ(読書会)を行い、その内容を録音してPodcastで公開しておりますので、もしご興味のある方はご視聴いただければ幸いです。
ブッククラブの課題図書として選択した猪飼周平先生の講演録は、
今あらためて生活モデルとは?
出版社 : 30年後の医療の姿を考える会; 第1版 (2017/10/7)
発売日 : 2017/10/7
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こちらになります。
以下にPodcastのリンクを貼っておきますので、こちらからご視聴いただけます。
よろしくお願いいたします。
色々な方が生活モデルについて話してくれているのが楽しい
この本は、30年後の医療の姿を考える会の講演録になっていて、教科書のように難しい言葉で書かれておらず、語り口調であることや、講演者の実体験に基づいて話が展開されているため分かりやすくサラッと読むことができます。
リハビリテーション関係者の方は、生活モデルといえば「ICF」が真っ先に頭に思い浮かぶと思いますが、ではなぜICFがICIDHに代わって台頭してくるに至ったのか、そこにどのような必然性があったのか、猪飼先生の意見を知ることができます。
この生活モデルについては、また改めて記事にまとめることができたらと思っていますが、取り急ぎ今回はPodcastで医師と語ってみたというご紹介でした。
それでは!
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