コーヒーと糖尿病の関係

こんにちは。

理学療法士のRYUです。

私はコーヒーを毎日飲みます。

特にこだわっている訳ではありませんが、スーパーで売っているパックに入っている無糖ブラックコーヒーが美味しかったのでそれを買っては水筒につめて職場でも飲んでいます。

コーヒーが健康に及ぼす影響については様々な研究が行われています。

健康にいいとするものや、病気の危険を増すものなどがありますが、今回は糖尿病に特化し、コーヒーを摂取することで体にどのような影響があるのかをメリット・デメリットに分けてご紹介できればと思っています。

それではさっそく見ていきましょう。
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コーヒーは1日に○杯まで

まずは、健康のためにコーヒーを摂取する目安についてです。

コーヒーの飲み過ぎで気になるのはやはり「カフェイン」ですよね!

(内閣府 食品安全委員会ホームページより引用)

カフェインには、中枢神経に働きかけ、眠気や疲労を抑え、運動機能を高める興奮作用や、骨格筋に働き、疲労感を抑え活動性を増大させる作用があります。

また、心臓の心筋に作用し、心臓の収縮力や血液の拍出量を増加させたり、腎臓の血管を拡張させ、腎臓への血流量を増やし尿の生成を促す利尿作用もあります。

しかし、カフェインを大量に摂取すると、不眠症や神経症、心拍数の増加、高血圧、不整脈が引き起こされる恐れがあります。

少し前ですが、エナジードリンクの多飲により亡くなった方がいるというニュースを覚えていらっしゃる方もおられるかと思います。

エナジードリンクにもカフェインが含まれています。商品にもよりますがだいたい1本飲んでコーヒー1.5杯分くらいと同等のカフェインを摂取していることになります。

2015年に欧州食品安全機関(EFSA:European Food Safety Authority)がカフェインの摂取量について科学的な意見を述べています。

(Scientific Opinion on the safety of caffeine,EFSAjournal,2015,13(5))

この報告書によると、成人の場合の習慣的なカフェインの摂取は1日400mgまでであれば安全上の懸念は生じないとされています。妊娠されている方については1日200mgまでであれば安全上の懸念は生じないとされています。

小児や青年の安全上懸念が生じないカフェインの摂取量については情報が不十分であり適正量の情報は得られないとしています。

EFSA以外でWHOやカナダ保健省で検討された報告をまとめたもの(ファクトシート)がありました。

(表 内閣府 食品安全委員会ホームページより引用)

ちなみに国内では、健康に及ぼす影響を正確に評価することは難しく、カフェインの一日摂取許容量(ADI;Acceptable Daily Intake)は設定されていないようです。
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コーヒーを飲んでいる人は死亡リスクが低下

コーヒーを飲んでいる人は死亡リスクが低下するとしているのは、JPHC study(for the Japan Public Health Center-based Prospective Study Group)という多目的コホート研究の結果です。研究の対象は約9万人です。本研究の追跡調査中には、12,874人の死亡が確認されたそうです。

コーヒーをほとんど飲まない人を1とした場合に、1日3-4杯コーヒーを飲む人は死亡リスクが24%低いことが分かりました。

調査開始後5年以内に亡くなった方を除いた場合や男女別でも同様の傾向が認められたそうです。

死因別では、がん死亡の危険度には有意な関連がみられませんでした。

しかし心疾患死亡、脳血管疾患死亡、呼吸器疾患死亡については、コーヒー摂取による危険度の有意な低下(ほとんど飲まない人に比べ、1日3-4杯飲む人は、心疾患死亡は36%、脳血管疾患死亡は43%、呼吸器疾患死亡は40%それぞれ死亡リスクが低下)がみられたそうです。

コーヒーを飲んでいる人は糖尿病の発症リスクが低下

こちらもJPHC study(for the Japan Public Health Center-based Prospective Study Group)という多目的コホート研究の結果です。

(Kato M et al;Psychological factors, coffee and risk of diabetes mellitus among middle-aged Japanese: a population-based prospective study in the JPHC study cohort,Endocr J,2009,56(3):pp459-468)

対象は55,826人(男性24,826人、女性31,000人)でした。

調査開始時のコーヒー摂取量により全体を6つのグループに分けてその後の糖尿病発症について比較したところ、男性ではコーヒーをほとんど飲まない人に比べて1日に1-2杯飲む方は糖尿病の発症が16%低下していました。また、女性ではコーヒーをほとんど飲まない人に比べて1日に1-2杯飲む方は糖尿病の発症が19%低下、1日に3-4杯飲む方は38%、1日に5-6杯飲む方はなんと60%低下していました。

注目されているのは「クロロゲン酸」

コーヒーを飲んでいる方はなぜ糖尿病を発症するリスクが低下するのでしょうか。

その理由の1つとして考えられているのは、コーヒーの香りや苦み、茶色の色の成分になっている「クロロゲン酸」です。

クロロゲン酸はポリフェノールの1種で、抗酸化作用、抗腫瘍作用などの効果があることがわかっています。

このクロロゲン酸がインスリンの効き目をよくすることで血糖値を下げ、糖尿病の発症を抑えているのではないかと考えられています。

また、クロロゲン酸には唾液に含まれるアミラーゼという消化酵素の働きを抑える作用があります。アミラーゼは炭水化物やブドウ糖を分解する消化酵素です。この働きが抑えられることで血糖値の上昇が抑えられているのではないかと考えられています。

コーヒーを効果的に飲むためには

カフェインの摂取目安を定めている欧米と日本では人種による差があると思われます。

日本人は欧米人に比べ胃の粘膜が弱いと言われているので、欧米では推奨されている量だからと言って私たちにも適応できるとは限りませんので健康に良いからたくさん飲めばいいという訳ではありません。

クロロゲン酸の効果を発揮させて糖尿病を予防すると考えると食前に飲むのがいいと思われます。

また、クロロゲン酸は焙煎すると減少するようなので深煎りか浅煎りかで迷う場合には浅煎りを選ぶのがいいかと思われます。

また、砂糖を入れてしまっては意味がありません。また、ミルクにも糖質が含まれていますので出来ればブラックをお勧めします。

いかがでしたでしょうか。

コーヒー好きな私にとっては都合の良い?結果だったのでとてもうれしく思いました。

皆様もぜひ参考にコーヒーを楽しんでみてはいかがでしょうか。

それでは!
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