寒天の意外な効能―糖尿病対策にも―

あけましておめでとうございます!

理学療法士のRYUです。

昨年はこの「糖尿病に絶対勝つー運動・食事・薬のあれこれー」を立ち上げ、皆様には大変お世話になりました。

今年もなるべく皆様にわかりやすい、役に立つサイトを心がけて記事を作成していこうと考えておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

さて、私の田舎は「寒天(かんてん)」の産地です。

今回、田舎に帰省した際に、たまたま寒天の効能を知ることとなったので、皆様にもご紹介したいと思います。
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寒天(かんてん)とは?ところてん、春雨との違い

寒天をWikipediaで検索すると以下のように出てきます。

テングサ(天草)、オゴノリなどの紅藻類の粘液質を凍結・乾燥したもの

(Wikipediaより引用)

ところてんは、原料は同じなのですが、テングサ(天草)やオゴノリなどの煮汁を固めたものです。

それをさらに凍らせて乾燥させたものが寒天です。

春雨はサツマイモやジャガイモのデンプンを用いて作られるため、寒天やところてんとは根本的な原料が違います。
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寒天の糖質量は?

Googleで、寒天の糖質量を調べてみました。

乾燥しているので、100gの寒天を食べるというのは容易なことではないと思います。

そう考えると、糖質(炭水化物=糖質+食物繊維)は大変少ない食品かと思います。

また、書かれてはいませんが、寒天は非常に多くの食物繊維が含まれており、100gあたり80.9gが食物繊維だそうです。(伊那食品工業株式会社ホームページより)

食物繊維には、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類がありますが、寒天の場合にはアガロースという水溶性食物繊維が多く含まれています。

ちなみに、

春雨の糖質量は、

となっており、やはり原料がデンプンであるため糖質(炭水化物=糖質+食物繊維)もある程度多めであると思われます。

寒天の意外な効能とは

高橋らは、食物繊維の効能について以下のように紹介しています。

一般的に食物繊維は、食物の咀嚼回数や消化液の分泌を増加させたり、便通や腸内環境を改善したりするが、不溶性と水溶性で異なる生理作用もある。

不溶性食物繊維は保水性が良く、便量の増加や腸の蠕動運動の促進、脂肪や胆汁酸、発がん物質等の吸着・排出作用がある。

水溶性食物繊維は、糖の消化吸収を緩慢にして血糖値の急な上昇を抑える糖尿病予防効果、胆汁酸の再吸収を抑えてコレステロールの産生を減らす脂質異常症の抑制効果が期待できる。

(高橋ら;繊維質と食物繊維,日本食品科学工学会誌,58(4),186,2011)

寒天には、水溶性食物繊維が多く含まれているので、普段の食事と一緒に摂ることで食後の血糖値の急激な上昇を抑える効果があると思われます。

また、脂質異常症(コレステロールなど)にも効果が期待できるとされていますね。

実際に食品に寒天を添加して食後の血糖値の上昇を調べた研究もあります。

米飯へ0~2.5%寒天を添加した効果について、米飯摂取後120分間において、寒天の添加により血糖値は緩慢に増加し、最大血糖値は低下した。

グリセミックインデックスは、寒天無添加米飯で大きく、寒天濃度が増加すると減少した。

(森高ら;米飯の熱特性,感覚特性とグリセミックインデックスに及ぼす寒天の影響,日本調理科学会誌,45(2),115-122,2012)

ご飯にあまり寒天を添加すると外見が悪かったり、味や香りが悪いといったことがあるようなので、ご飯に添加するというのはあくまでも実験で、実用的かは微妙ですが、食事のメニューに寒天を使って一緒に食べるというのはよさそうですね。

グリセミックインデックスはGI値と言われているもので、炭水化物50gあたりの血糖値の上昇をブドウ糖摂取時の血糖値の上昇を100としたときに、どのくらいなのかを表している数字です。

当然、食物繊維中心の寒天を添加したわけなので、普通の米飯よりもGI値は低くなるというわけです。

私が田舎に帰っている時にたまたま見つけた寒天のパンフレットに書かれていた調査では、

市内に住む40-70歳の60人の男女に3か月間週5回以上1日2g、4g、8gの寒天を時間を決めずに自由に摂取してもらったところ、HbA1cの低下、善玉コレステロール(HDL-C)の上昇、悪玉コレステロール(LDL-C)の低下、中性脂肪(TG)の低下が認められたそうです。

また、その効果は寒天の摂取量に関係なく認められたそうなので、1日2g程度でも効果があるということですね。

いかがでしたでしょうか。

寒天は、スーパーなどでも簡単に手に入る食材です。

また、使い方も簡単で、

糸寒天であれば味噌汁にそのまま入れて混ぜるだけですし(ちなみに2gはひとつまみくらい)、水に10-20分ほど漬けておけばサラダや和え物にも混ぜることができます。

普段の食事に1品、寒天を使ったメニューを加えるというのもいいかもしれませんね。

それでは!

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