糖尿病患者の寿命は延びている

こんばんわ!

ニュース記事の紹介です!

 糖尿病患者の平均年齢は、男性が71.4歳、女性が75.1歳で、その前の10年間に比べ、男性で3.4歳、女性で3.5歳延びたことが、4万5,708人の患者を対象とした調査で明らかになった。30年前の調査に比べると、男性で8.3歳、女性で10.2歳延長しており、糖尿病患者の寿命が着実に伸びていることが示された。

引用元:Causes of death in Japanese patients with diabetes based on the results of a survey of 45,708 cases during 2001–2010: Report of the Committee on Causes of Death in Diabetes Mellitus

今回の調査は日本人が対象になっているようです。

スクリーンショット (9).png

ちなみに、ご存知だと思いますが日本人の平均寿命は、平成27年で

男性が80.79歳(前年80.50歳)

女性が87.05歳(同86.83歳)

となっており、糖尿病患者では男性で9年、女性では12年寿命が短くなっているようです(純粋な平均寿命は糖尿病患者も含まれているため単純比較はできませんので、あくまで目安です)

また、糖尿病患者の死因も書かれています。

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 糖尿病患者の死因第1位は悪性新生物(がん)の38.3%であり、第2位は感染症の17.0%、第3位は血管障害(慢性腎不全、虚血性心疾患、脳血管障害)の14.9%だった。このうち、脳血管障害は6.6%、虚血性心疾患は4.8%、腎不全は3.5%を占めている。

ちなみに、こちらもご存知だと思いますが日本人の死因は、

第1位は悪性新生物(がん)、第2位は心疾患、第3位は肺炎となっていますよね。

糖尿病患者の場合、血管の障害によって引き起こされる病気に気を付けなければならないことは以前記事(糖尿病が心臓病や脳卒中を引き起こすと認知している国民は5割未満)を書きましたし、感染症(糖尿病患者の場合も感染症で最も多いのは「肺炎」のようです)になりやすいのも分かります。

糖尿病患者の死因第1位の悪性新生物の部位別では、肺がん→肝臓がん→膵臓がんの順だそうです。

日本人死因第1位の悪性新生物の部位別では、「気管・気管支および肺」→「胃」→「肝及び肝内胆管」→「結腸」→「膵」の順です(厚生労働省ホームページ)

死因は大きくは変わらない印象でしたが、やはり糖尿病患者では血管障害の割合が多めになっていることや、がんの部位別でも膵臓がんがBEST3に入ってくるなど特徴的なところも見受けられました。

糖尿病患者も血糖コントロール不良群と良好群では死亡時年齢に影響がある(とりわけ糖尿病成性腎症による腎不全)ようです。

糖尿病性腎症は、罹患期間20年で約20%程度の有病率であり、発症早期から血糖コントロールを良好に保っていくことが必要なのかなと感じました。

それでは!
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