糖尿病のスペシャリスト理学療法士になる

こんばんは。理学療法士のRYUです。

大阪に行ってきました。

大阪で開かれた日本理学療法士協会主催の認定必須研修会に参加するためです。

と言いながら、前日は京都に行って、管理薬剤師をしている高校時代の先輩に会いに行ったりして糖尿病のお薬についてや、薬剤師の管理業務について教えてもらったりしてとても充実した時間を過ごすことが出来ました。

11年ぶりの京都駅

三条でたまたま入ったお店が「半沢直樹」のロケ地でした!

先斗町の雰囲気すばらしいですね!

話がそれてしまいました。

理学療法士は、認定理学療法士・専門理学療法士という制度があります。

今回は、認定理学療法士の制度について簡単に書いてみます。

ただでさえ、理学療法士の知名度は低いままなので、ましてや認定理学療法士なんか「ん?」という感じだと思うのですが、臨床現場でのスペシャリストという意味では、是非とも取得したいと思っているので、

「へ~こんな資格があるんだ」くらいで、思ってもらえたらと思います。
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認定理学療法士と理学療法士との違い

簡単に言えば、臨床での各専門分野におけるスペシャリストといった感じでしょうか。

まず、国家試験に合格すると晴れて理学療法士と名乗れるわけですが、その時に日本理学療法士協会に協会員として登録をします。(強制ではないです)

協会員になると、協会が主催する新人教育プログラムを受けられたり、認定理学療法士制度や専門理学療法士制度など、自己研鑽・スキルアップのための制度が利用できます。

認定理学療法士になるためには、

1 新人教育プログラムが終了し、希望する専門分野の登録を行って2年以上経過していること

2 認定必須研修会を受けていること

3 協会指定研修を受けていること

4 希望する専門領域の定める履修要件に従い、100ポイントを取得していること

この1~4がすべて満たされていると受験の申請ができます。

専門領域は、全部で23に分かれていて、

基礎(ヒト)、基礎(動物)、脳卒中、神経筋障害、脊髄障害、発達障害、運動器、切断、スポーツ理学療法、徒手理学療法、循環、呼吸、代謝、地域理学療法、健康増進・参加、介護予防、補装具、物理療法、褥瘡・創傷ケア、疼痛管理、臨床教育、管理・運営、学校教育

となっています。

私達が学会、勉強会や研修会、講習会などに参加したり、学会で発表を行ったりすると、大学の授業のように単位が取得できます。

それぞれ23の専門領域ごとに受験するための条件があり、その条件に合わせて単位(ポイント)を100ポイント取得している必要があるということです。

私が取得したいなーと思っているのは、もちろん「代謝」です。

今回、大阪ではその代謝領域の認定必須研修会が開催されたというわけです。
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合格までの道のり

だいたい11月くらいに受験の申請があります。

そこでは、

1 必要書類(申請書や誓約書など)

2 症例レポート(10例)

1~2を提出して、だいたい3月ころに受験します。

私は、まだ協会指定研修に参加していないので、今年は受験することは出来ませんが、できれば来年あたり受験したいですね。

取得している理学療法士はどのくらいいるのか

日本理学療法士協会のホームページによれば、

約2000人ほどの理学療法士が認定理学療法士の資格を取得しているようです。

ちなみに、理学療法士は日本に約15万人ほどいます。

その中の2000人ですから、約1%くらいの方が何かしらの認定理学療法士になっているということですね。

ちなみにちなみに、代謝領域はホームページによれば86人しかいません。

分野がマニアックということなのでしょうか、、

今回の認定必須研修会では、糖尿病患者さんに対して行われる理学療法について、その効果やリスク管理、最新の研究結果などを教えていただきました。

日本糖尿病療養指導士のガイドブックからも参考にされて資料が作られていた部分もあり、個人的には復習も兼ねて勉強し直せたので良かったかなと思っています。

色々な研究について教えていただいたので、きちんろ論文を読んで勉強していきたいと思います。

皆様にも還元できる部分があれば、またお伝えさせていただきますね。

それでは!
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