旅行【国内・海外】に行くとき、糖尿病で準備(注意)すること

こんばんは。理学療法士のRYUです。

旅行はどんな時もわくわくするものですよね。

糖尿病だからって、旅行に消極的になる必要はありません!国内はもちろん、海外にもどんどん行きましょう。

そのために必要な準備や、お役立ち情報をまとめていきます。

楽しい旅行にするために、行く前にぜひご一読下さい。
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事前に準備しておくこと

○旅行の日程、行程を決める

特に、食事をどこで摂るか。糖尿病でインスリン治療中の方はどのタイミングで行うかを決めておきましょう。

○お薬、インスリンの準備

お薬とインスリンは旅行の日程より多めに持っていきましょう。大きな荷物と小さい荷物で小分けにしておくのもアリですね。また、インスリンを打つ時に使うアルコール綿も忘れずに。

○捕食、ブドウ糖の準備

旅行中は、移動で普段より歩いたり、楽しくて少し無理をしたりして低血糖になる可能性があります。低血糖症状が出たらすぐに対処できるよう手持ちの荷物のポケットにブドウ糖を忍ばせておきましょう。

○糖尿病連携手帳、お薬手帳、保険証

もし出先で体調を崩してしまった際に、近くの病院でも適切な治療を円滑に受けられるようにするために、自分の普段の治療状況がわかる糖尿病連携手帳(またはコピー)なども持っていきましょう。

○履きなれた靴

旅行だからと新しい靴ででかけると、靴擦れをおこしたりしてそこから感染してしまう可能性があります。履きなれて、靴擦れを起こさないような靴ででかけましょう。

海外旅行に行くときに追加で準備しておくこと

○英語で書いた糖尿病カード(IDカード、英文カード)

日本糖尿病協会が発行しています。

こちらからどんなものか見ることが出来るのでご参照下さい。

英語、中国語、韓国語、フランス語、イタリア語で「私は糖尿病です」と書いてある他、ご自身の名前や検査データを書き込めるようになっています。海外で体調が悪くなった時に役に立つと思います。

医療機関で無料でもらえます。医療機関にない場合には郵送で送ってもらえますので、事前に入手するか、かかりつけの医師に相談して書いてもらってもいいと思います。

糖尿病カード(医療機関になかった場合)についてはこちらから
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○医師の証明書

インスリン注射の機内持ち込みについて、基本的に持ち込むことが出来るのでご安心を。医師の証明書をもらっておくと持ち込みの手続きが円滑に行えるかと思います。

○インスリンや薬、血糖測定器は小分けに

トランクに入れておくだけでは、ロストバゲージしたらどうしようもなくなってしまいますし、飛行機内で凍ってしまう可能性もあるため小分けにしつつ、特にインスリンは機内に手荷物として持ち込みましょう。

○機内食を糖尿病専用の食事に変更

航空会社によっては、事前に予約することで糖尿病の方専用の食事に変更してくれるところもあります。(ただしおいしくないこともあるようなのでご注意を!)

旅行の時の注意点

インスリンの保管についてですが、常温保存でいいのですが、車の中などに放置してしまうと室温があがりすぎてしまいます。インスリンは熱に弱いため、凍っても熱すぎてもダメです。車のダッシュボードなんかももちろんNGですよ。インスリンは持ち運ぶようにしましょう。

また、インスリン注射の際に出た使用済みの針は旅行先で捨ててはいけません。ペットボトルなどに入れるようにして持ち帰るようにして下さい。

海外の場合には、時差がありますよね。

時差が大きいと、どうしても生活リズムが崩れてしまいます。

薬の飲み方や、インスリンの打ち方は旅行に行く前に意思と相談し決めておくと安心でしょう。

あとは、少しリハビリチックなことを。

長時間飛行機に乗っていると、いわゆるエコノミークラス症候群を起こす可能性があります。糖尿病があると、このエコノミークラス症候群を起こしやすいと言われています。

なぜかというと、飛行機の中は乾燥しているため脱水になりやすいんですね。もともと、糖尿病の方の血管は内側がもろくなっている可能性があり、水分が少なくなると血の巡りが悪くなるんです。すると、血栓という血の塊が血液にできやすくなって、それが肺の方に流れている血管につまってしまうといった感じです。

なので、こまめに水分補給が重要なのと、あとは座っている時に足首の上げ下げをする運動や、長時間の場合には少し機内を歩くなど少し体を動かしていくといいと思います。

もし、突然ふくらはぎに痛みを感じたりすることがあれば、血栓ができている可能性も考えられますので、最寄りのアテンダントに事情を説明しご相談下さい。

いかがでしたでしょうか。

今回は、旅行にいく際に糖尿病をお持ちの方が読んでタメになる事前準備と注意点についてまとめてみました。

旅行は私も大好きです。楽しい思い出をたくさん作るためには、医師とも連携しながらしっかり準備をしてお出かけくださると嬉しいです。

旅行先で、具合が悪くなり入院となると、特に海外旅行では大変ですよね。

安全に楽しく旅行をしましょう。それでは、気をつけていってらっしゃいませ!
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