糖尿病の薬―SU薬(スルホニル尿素薬 編)―

こんばんは!

今日はSU薬について書いていきたいと思います。これは、血糖値当たりのコストパフォーマンスがいいらしく、確かに内服されている方がかなり多い印象があります。

〈スポンサーリンク〉



・薬理

膵臓のβ細胞に作用し、インスリンの分泌を促して血糖値を下げます。インスリン抵抗性を改善する(膵外作用)のあるものもあります。

・適応

インスリン分泌能が比較的保たれている2型糖尿病患者。

・副作用

低血糖です。肝障害・腎障害がある患者や高齢者は、遷延性低血糖を起こす危険があるため注意を要します。

・一次無効と二次無効

一次無効は投薬開始当初から効きが悪いことをいい、二次無効は血糖コントロールがよくなったにも関わらずその後悪化し、HbA1cが再上昇することをいいます。二次無効の原因としては、食事療法や運動療法のコンプライアンス悪化による膵臓β細胞の減少や作用する部分の感受性の低下などが言われています。

・その他

グリニド系(速攻型インスリン分泌促進薬)との併用は無意味だそうですが、その他どの経口血糖降下薬とも併用可能です。

SU薬は膵臓β細胞にインスリンの分泌をするよう働きかける薬なので、インスリンを分泌する能力が低下している方では適応にはなりません。

また、この薬が最終的に代謝されるのが肝臓や腎臓であるため、それらの臓器に障害のある場合には低血糖の遷延に注意が必要です。

それでは!

〈スポンサーリンク〉



〈スポンサーリンク〉



コメント

  1. […] 糖尿病の薬―SU薬(スルホニル尿素薬 編) […]

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。